銀座松屋7Fデザインギャラリー1953リニューアル:「モノの記憶を手繰って」展

広い視野を持って、「デザイン」に関わってきたデザイナーたちの『モノの記憶を手繰って』展。
これからの立ち位置を考えてゆくためにも、一度は覗いておいてほしい場所、「松屋銀座7階・デザインギャラリー1953」リニューアル後、最初の企画展です。
**************
下記、JDNニュースより

日本デザインコミッティーと松屋は、1955年から良いデザイン、優れたデザインを世に広めようとグッドデザイン運動を、松屋銀座7階・デザインギャラリー1953を拠点に展開してきました。1989年の大規模なリニューアルから四半世紀を経た今年、再び大幅なリニューアルを行います。
 今回のリニューアルの最大の特徴は、日本デザインコミッティーメンバーが設計デザインに全面的に携わったこと。全体構想を深澤直人、照明計画を面出薫、売場内グラフィック計画を佐藤卓、リニューアル記念のポスターデザインを佐藤晃一がそれぞれ担当しました。

 伝統歴史格式あるデザインコレクションは、4人の手によって大きく生まれ変わりました。そして、取り扱う商品にもリニューアルの目が入れられたとのこと。こちらも日本デザインコミッティーメンバー全員が新たな視点でこれまでの商品を見直し、これから目指すべきショップに相応しい商品がラインナップされます。

 リニューアル後の展覧会は、メンバー全員参加による3連続シリーズ企画展「モノの記憶を手繰って」からスタートします。モノにフォーカスをあて、日本デザインコミッティーのメンバーたちが、幼少期からの記憶の中で心に深く刻まれたモノを選び、それについて語ります。情緒性や美意識の成長過程において影響を受けたモノの記憶を手繰りよせることにより、奇しくも、震災という悲劇が日本を襲ったデリケートな時期に行うこととなった展覧会において、いま現在も創造に向き合うクリエイターとして、モノと対峙する展覧会を目指しています。

 出品されるモノは、「私のデザインに影響を与えた物」と「青年期以降、関心を寄せた物、あるいは作り出した物」という二つの括りの中でメンバーそれぞれが熟考した内容です。この二つの要素の展示とそれらを繋ぐテキストが、この展覧会の見所となります。
 在籍メンバーを3グループに分け、8月26日から11月7日の間を3会期に分けての開催です。

◆第677回展 1/3
8月26日(金)~9月19日(月)
参加メンバー:深澤直人、原研哉、平野敬子、伊藤隆道、柏木博、川上元美、菊竹清訓、北川原温

◆第678回展 2/3
9月21日(水)~10月17日(月)
参加メンバー:小泉誠、隈研吾、黒川雅之、松本哲夫、松永真、面出薫、永井一正

◆第679回展 3/3
10月19日(水)~11月7日(月)
参加メンバー:ナガオカケンメイ、新見隆、佐藤晃一、佐藤卓、田中俊行、渡邊力、山中俊治
(※展示物のサイズによりメンバー入れ替えの可能性があります。)

開催期間 2011年08月26日(金)~2011年11月07日(月)
時間 10:00~20:00
最終日17:00閉場
入場料 無料
会場 松屋銀座7階・デザインギャラリー1953 
東京都中央区銀座3-6-1
会場ホームページ http://www.matsuya.com/m_ginza/
問い合わせ電話番号 03-3567-1211(大代表)
関連ホームページ http://designcommittee.jp/